介護の道に進もうと思ったきっかけBy Re:フクシワタシ 味濃いめ / 2025年5月20日 こんにちは✨('ω')ノ今日は私が介護の道に進もうと思ったきっかけの話をさせていただいてもよろしいでしょうか🙇♂️小学6年生の時に育ての母である祖母が直腸癌になり、人工肛門を造設するために入院していた病院が暗くて怖くて、退院した後はもう病院に戻らなくて済むように支えになりたいと思ったのが一番のきっかけだったと思います。退院後、祖母もまだ人工肛門の扱いに慣れていなかったこともあり自分で便を破棄する際、手が滑って床に全部出てしまったとき、「情けない…」と泣いていた姿を今も思い出します。祖母は長年、ホテルの仲居さんとして朝早く出勤し客室の準備から夜の宴会の片付けまでとにかく働き、その姿はとてもかっこよくキラキラしていました。そんな祖母が病気になり弱音を吐く姿を見て子供だった私はなにも出来なかったと今思い返してもつらい記憶として残っています。闘病生活はその後も続き、私が高校1年生の時に癌が再発し余命宣告を受けました。出来る治療は無く、緩和ケアで穏やかに過ごすことを選び入院となりましたがそこはとても雰囲気のいいところで、病棟の職員さんにもよくしていただき祖母も安心している様子でした。祖母が亡くなった日、緩和ケア病棟の職員さんのある行動で心の底から「私もこうなりたい」と強く思ったことがあります。私は祖母へのお守りを点滴棒にかけていたのですが亡くなった当日病室に到着すると、すでに点滴棒や治療で使っていた機器はすべて片付けられていて祖母の顔を確認しました。胸の上で手を組まされており、ふと祖母の手の中を見ると点滴棒にかけてあったお守りが握られていることに気付き、そのなにげない行動に職員さんの思いやりを感じました。点滴棒を片付けるときにかけてあったお守りの置き場所に困っただけかもしれませんが、別にそのお守りが床頭台に置いてあったってなにも違和感はないのにあえて手の中に持たせてくれたその行動がすごく嬉しかったのです。そして祖母が亡くなってしばらくしたあと、その病棟の職員さんからお手紙が届きました。そこには入院中の祖母の様子や、祖母がいつも私の心配をしていたこと、職員さんに私のことを自慢の孫だと話していたということが書かれていました。ここまでの感動を職員さんからたくさんいただいたことを今でも心から感謝しています。こういったことが当たり前のようにできる介護士になりたいと強く思い今まで介護の仕事をしてきました。つらい闘病期間だったと思いますが、職員さんの優しさのおかげで乗り越えられたと思っています。なので私は、介護というものは身体介助だけではなく精神的な支えになることがなによりも大切だと思っています。その気持ちを忘れることなく、これからも介護に携わっていきたいと思います。長くなりましたがここまでご覧いただき本当にありがとうございます✨この経験を踏まえたうえで私が当時していたケアの話などもいつかブログにしたいと思います♪ぜひまた見に来ていただけたら嬉しいです😂
身体だけでなく、気持ちに寄り添うことの大切さを改めて感じました。
お守りのエピソード、さりげない優しさに胸が温かくなりました。